2011年12月17日

第9便報告


報告その@
11月26日朝、船引の大河原伸さんの所に到着。芋、かぼちゃ、ネギなど野菜を戴く。いつも感謝! お連れ合いは、ドイツのゴアレーベンに行っていて留守。
うーん、恐るべし大河原一族!
郡山の直売所で野菜の測定を提案した所、寝た子を起こすような事はしないで欲しいというニュアンスの反応。
三春、船引辺りの野菜は数値的には低く、三春の直売所では勉強会をしてベラルーシ基準で販売する予定。最近は郡山から買いに来る人も増えているそうだ。
伸さん達は今、堆肥を入れる事が出来ずに困っている。
牛を飼っているので、今までは藁と堆肥を近隣農家と交換していたのだが、どちらも出来なくなってしまった。
堆肥は溜まって行くばかりで、この先どうしたら良いのか途方に暮れている。
「最近になって何か、だんだん腹立って来たよ。測定とか何でこんな事毎日やらなきゃいけない!?」
多分、伸さんだけじゃない。みんな同じ気持ちなのだと思う。
「でもね、今度郡山で八百屋やろうかなと思っているんだ。全部測定して表示して。八百屋だけじゃなくて、いろんな相談にも乗れるようにして。」
厳しい現実の中で、少しでも前を向いて行こうとする伸さんの姿。
被災地で出会った沢山の苦闘する人達の姿と重なって行く。
でも、福島や仙南では言葉で表す以上に厳しいことです。

報告A
浪江、飯舘村を経由して南相馬へ。
途中、浪江・赤宇木辺りから雨が降り始める。車内空間線量20〜25マイクロシートベルト/時。車外35マイクロシートベルト/時。地際70マイクロシートベルト/時。
飯舘村から雪に変わる。長泥地区で11マイクロシートベルト/時。減衰の気配なし。
南相馬に入り、最初にホット悠を訪ねる。大河原サキさんの紹介で二度目の訪問。
震災、事故前は、70人の利用者(社員さんと呼ばれている精神、知的障碍者の人たち)と30人の職員がレストラン、カフェ、福祉ショップなど4ヶ所の事業所を運営していた。
被災、爆発後の5月、障碍者の人たちの居場所作りから再開するものの、職員は5人になってしまった。7月より障碍者30人、職員を新規雇用して10人で事業を縮小して正式に再開させ今日に至る。と、文字にすると簡単なのだが…。
ホット悠ではお弁当の宅配をしている。併設のパン屋は休止したまま。地震による設備の被害は免れたが、再開してもお客は戻って来るのか?疲弊するスタッフで事業を回していけるのか?
そして、放射能…。
この辺りで、0.6マイクロシートベルト/時。決して低いとは言えない。
「毎日3回計っているんだけど、ちっとも下がらないんですよ。」と所長の鈴木さん
彼女の家は警戒区域の小高地区。瓦が崩れた程度で、地震・津波の被害は無く、ちゃんと残っている。
「でも、もう戻れないんですかねぇ?先のこと考えると気が滅入ってしまって…。仕事している間は忘れていられるんですけどねぇ。仕事終わって一人になると、また考えちゃうんですよ。」
励ましの言葉など見つける事も出来ず、野菜やみかんを降ろし、「また来ます」とだけ挨拶して別れを告げる。

ピーナッツに着いた時には、ちょうど昼食中。
ホット悠で頂いてしまったお弁当を皆と一緒に食べる。
施設長の郡さんは月末の工賃の支払いで、鹿島区に移ったもう一つの作業所「ビーンズ」に  行って不在。
職員の本多さん(仙南の丸森在住。家族は大阪に避難中で、単身生活。偶然だが、北村さんたちの知り合いでもある。)と野菜を降ろし、鹿島区のビーンズに向かう。
南相馬の6ケ所の作業所の共同企画で作っている福島応援バッチを引き取りに。
ビーンズは就労支援施設で、訪れた時には種のパッキング(季節労働的内職。仕事の開拓には苦労している)や缶バッジ作りをしていた。
南相馬には以前、大きな入所施設が有った。爆発後、この施設は重度の障碍者の人達を契約解除して千葉に移ってしまったそうだ。
その契約解除された利用者の方が作業をしていた。
「あんな××理事長大嫌い!勝手に私のこと辞めさせたんだよ!!」
彼女の言葉が正確かどうかは判らない。でも、件の施設のトップに対し、彼女は怒こっていた。
郡さんにホット悠の線量の話をすると「ピーナッツでも毎日計ってますけど、夏までは下がって来ていたんですけど、このところ放射線量だんだん高くなっていて心配なんですよね…。」とのこと。
みんな不安や心配を心の片隅にそっと仕舞って生活している。
下がらない線量、押し付けられる除染、そして未だ取り戻せない暮らし。
やがて南相馬も冬を迎える。

スギです。
もう来週行くというのに、遅ればせながら報告Bです。
南相馬のビーンズを後にして、急ぎ宮城・大河原町に向かう。
北村さんたち、仙南の自然農農家が中心となって開設したばかりの放射能市民測定所「てとてと」。
地図を忘れて来てしまい、迷走しながら夕方近く、何とかたどり着く。サイトの写真見た方は判ると思いますが、立派な蔵。(この界隈には蔵屋敷が結構残っていて、最初違うお店に入ってしまった)。
入口の暖簾は柿渋染めで「てとてと」。
椅子やテーブルなど手作り。(保さん作)
メンバーも優秀な人材が揃っていて、農業を始める前は元経理、事務、物理の専門家などだったそうで、適材適所で役割を担っている。
測定の様子など見学させてもらう。
使用測定器はベラルーシ製のAtomTEX1302。γ線核種別に測定出来る。
測 定料金は千円。検査会社に頼めば簡易測定でも1万円以上する。
既に1ヵ月先まで予約で埋まっているそうだ。
課題は土壌、堆肥などの測定。これは他の市民測定所でも同様の課題。
「てとてと」では汚染を防ぐ為に土壌や堆肥専門の測定器と場所を検討しているそうだ。
南相馬で10月辺りから線量が上がり始めているという話をすると、落ち葉と河川の影響ではないかという意見。なる程、南相馬に注ぐ主要河川は全て飯舘村や浪江町の山間部を源頭部にする。
だが、後日警戒区域の汚染状況に詳しい方と話したところ、メルトスルーした燃料が東電が発表しているように70℃(冷温停止と称する状態)に下がっていない部分がそこかしこにあり(130℃以上になれば気化する)、放出され続けてている為という見解でした。
みどりさんに頼んでおいた野菜を頂く。カボチャをオマケで沢山付けてもらってしまった。ひとつひとつに測定値が付けてある。
切ない。
東電の人達よ!、あなた達は分かっているか?
自分が育てた物をどんな気持ちで計っているのか!!!
二人にお礼を言って東北道に向かう。

スギです。
来週水曜日の夜から福島、宮城に行きます。行き先はいつも通りの予定です。
25日は石巻の仮説住宅で被災者の方々と一緒にご飯作りと食事会をやる予定です。
前回、カーシェアリングの説明に町外れの仮説住宅を回った際、弘前医療福祉短大の先生お二人と知り合いました。
彼女たちは仮説住宅での孤独死を防ぎたいたいという強い思いを持っていて、特に一人暮らしのお年寄りを交流の場に引っ張り出す機会を作りたいと考えています。
今まで、リース作りやお茶会などやって来ましたが、女の人は参加してくれるのですが、男の一人暮らしの方がなかなか出て来てくれないという状況がありました。
食事会はいいきっかけに成るのではと考えています。
その仮説住宅はバス停まで20分。トラックの往来の激しい県道は歩道も無く、しかもバスは2時間に1本。
皆、最後の方でやっと抽選に当たったものの新しい環境に馴染めず、入居者同士の交流も余り無い状態です。
カーシェアリングも共同利用しる過程で交流の機会を作り出していけることに目的の一つが有ります。
上手く行くかはやってみないと分かりませんが。



posted by 勇気野菜 at 16:01| Comment(2) | ご協力のお願い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月24日

10月29日は大和のピース・フェスティバルへどうぞ


NO! NUKE  NO! WAR

 10月29日(土)のイベントです。大和駅東口で開催です。

 コンサートは、朴保バンド、カテリーナ、寿、打鼓音。
 特別ゲストに元横浜の八百萬屋店主 関久雄さん。
 関さんの話はぜひ聴いていただきたい。震災の体験、避難の実際、そして除染の話・・・




         ピース2.jpg

スキャンなのであまりきれいではありませんが・・・
2011年10月23日/午前0時12分.pdf


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2011年08月09日

カンパをお願いします


 勇気野菜プロジェクトの金銭面からの現状をお伝えします。

 ほぼ毎回、野菜代として10万円、ガソリン代が2万円ほどかかります。
 車がワンボックスですので、体積はキャベツの15キロ箱20箱がリミットです。

 現実としては、カンパがほぼ底をつき、チャンプールへの支払いを遅らせている現状です。


 カンパのお願いとともに、チラシをまけるよー、といったイベントなどありましたら、ご協力をお願いいたします。


posted by 勇気野菜 at 17:04| Comment(0) | ご協力のお願い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

脱原発ポストカード




    


                 

    



                 

 脱原発ポスター展のご縁で作家の方が作成した「脱原発ポストカード」を扱うことになりました。
 8枚組で200円。
 収益は、勇気野菜プロジェクトにて、野菜購入代金として使わせて頂きます。

 チャンプールにて取り扱い。

posted by 勇気野菜 at 07:40| Comment(0) | ご協力のお願い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月06日

宮城県南部にも測定室・・・カンパ要請です



 宮城県丸森町で自然農を営む北村さん夫婦。
 有機百姓の仲間たちで放射能測定室を作ることにしました。

宮城.jpg

                          宮城2.jpg

測定室支援.pdf

 北村さんはもともと神奈川に住んでおり、なんと自給の邑時代のお客さん。私は何度も配達にいきました。


 南相馬から石巻に行く途中に丸森によれるじゃない、ということで、3回目の勇気野菜プロジェクトの便でおじゃましてから情報を交換をしてきました。



メーリングリストからの転載

 宮城仙南の有機農業、自然農の生産者、8軒を中心にスタートすることになりました。放射能汚染地域で農業を続けていくためには、ドイツのミュンヘンのように、自分たちで測れるシステムを作る必要があるためです。市民の方の測定も引き受ける予定です。機種は、LB2045 核種が特定できて、1ベクレルから測れるものです。(前金160万円を払うために、苦労しました)
 ということで、広くカンパを呼びかけるチラシを作りました。できれば、いろいろな所に拡散していただけるとありがたいです。
よろしく、お願いします。



 東林間ではLB-2045より機能は劣るけれど、携行性に優れ、誰にでも計測可能な簡易な機種LB-200購入を決めています。もちろん検出限界20Bq/kgでは満足いかない、ので、更に上位機種の購入を目指しています。

 各地に放射能測定室を、そして測定室のネットワークが必要です。

 宮城へのご支援もよろしくおねがいいたします。


参考
放射能から命を守る宮城県南部の会
http://tamaky.com/kibou/


posted by 勇気野菜 at 22:29| Comment(1) | ご協力のお願い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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