2011年06月03日

福島、宮城弾丸ツアー報告


 福島、宮城弾丸ツアー報告です。

 帰って来てから、毎晩そのままの恰好で寝てしまい、間に合ってません。申し訳無いです。途中までのですが(3本ほど書いてます)、とりあえず送ります。  


 5月27日金曜深夜に八百屋チャンプールの高岡(Can)と野菜・要望のあった物資を積んで 東林間を出発。  

 28日(土)早朝、東北道二本松を降り南相馬へ。この間に高岡は「爺ちゃん」になる。今や チャンプールを支える高岡の息子、馨がパパになったのだ。一緒に八百屋を始めた頃を思い出し、流れた年月を思う。「あと6年早かったらなぁ…」と高岡のつぶやき。亡くなった連れ合い「こねこ」さんのこ とに思い馳せているのだろうか?  

            IMG_0902 (Small).jpg じじばかです


IMG_0878 (Small).jpg     IMG_0879 (Small).jpg
二本松駅前駐車場                    二本松駅前植え込み

 南相馬へのルートはいくつかあるが、飯舘村経由で行くことにする。計画避難地域とされた日本一美しい村とも呼ばれる場所。

IMG_0885 (Small).jpg  早朝の役場。

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 村役場のある中心部で、空間線量は4マイクロシートベルト前後。草むらの地際では10マ イクロになる所もあるが、前回訪れた時よりも全体に若干ではあるが下がっている印象。  
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 本当に美しい長閑な風景が目の前に広がっている。 但し放射能さえ無ければ。 そして、牛の居ない牛舎、田植えのされない田んぼの畦に咲く色とりどりの花。
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そんな風景を車窓にやり過ごし、長泥地区へ。線量は上がり続け10マイクロシートベルトを超え、地際では20近くに達する。 依然として高い放射能レベル。ここともう一つの谷間が大量の放射能の通り道になったよ うだ。  
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62号線に入ってしまってから後悔したけど、後の祭り。未舗装の荒れた山道(一応県道なんだけど)を警告灯の付いた燃料計とガイガーカウンターの10とか12とかいう数字にビビりながら、何とか無事? に市街地に辿り着く。
 燃料を入れ、朝8時半に「ピーナッツ」に到着。応対に出たのは共作連(共同作業所全国 連絡会)から毎週交代で応援に来ている施設職員の方。お互い「誰?この人」という雰囲気の中、物資を降ろしていると、突然「あっ」と指さされ「哲ちゃんの…」という言葉に記憶の回路が繋がった。チャンプールで働いていたダウン症のスタッフ、哲ちゃんが習っている和太鼓の師匠の島田さんであった。お互い「何で此処に?」と、変な再会の挨拶。  

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 暫くして施設長の郡さんが来られ、法人代表の青田さんからピーナッツと南相馬30キロ圏 の状況について話を伺っていると、新たな来客が…。  
 やって来たのは旧「自給の邑」メンバーS君一行。10数年振りの再会。彼は大倉山で保 育園で働いており、職場の人達と一緒に、二本松のSさんを介して訪ねて来たそうな。まぁ、こんなことも有るのだよね。  



『耕す者の祈り』


 「はぁ…」というMさんの吐いたため息の先には2.5マイクロシートベルトと表示されたガイガーカウンター。

 Mさんが連れ合いと共に宮城・県南地域で自然農を始めて20年近くになる。空間線量は0.3マイクロシートベルト。

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 今回も二本松、飯舘、南相馬に立ち寄りながら此処に来たけれど、前回、前々回に比べ放射能は僅かではあるが、各地共徐々に下がって来ている。でもMさんの家の前の草むらで2.5マイクロシートベルト。国の基準値がどうとかではなく、Mさんは今年は野菜を作らないことに決めた。

 たくさんの思い、悩み、迷いがあったことと思う。この人は食べてくれる消費者のことを真剣に思って野菜を作ってきたのだ。
                        DSCN1255 (Small).JPG
 用意して下さったお昼ご飯を頂く。手作りのマヨネーズ、ジャム…パン。「野菜が無くてゴメンね。」「いや、大丈夫だよ」「ずっと野菜食べて無くて…」「そっかぁ〜」(そうなんだ…)知らなかった…。

 胸の中が悲しい気持ちでいっぱいになり、後から怒りが追いかけて来た。

 辺りを見渡せば、長閑な田園と里山の風景、道端に咲く花々。此処に来る前に立ち寄った飯舘村の美しい風景を思い出す。でも近づけば、牛のいない牛舎、耕作の放棄された田や畑。
IMG_0901 (Small).jpg Tさんちのにゃんこ。もう一匹いました。

 これから向かう石巻の炊き出しチームに持って行く野菜から、遠慮するMさんに少しだけ貰って頂くことにした。

 運んで来た野菜の半分は南相馬の原発30キロ圏で唯一活動している障害者施設『ピーナッツ』(彼らが地域支援センターの役割を果たしている)に置いて来た。

 今、出来ることを精一杯やらして貰っている。でも、たかだかこれだけ。たかだかこれだけでも必要とされている。だから、これからも車を走らせる。

 5月29日 宮城・県南 にてTさん(Mさんの連れ合い)、お体の具合は如何ですか?
 退院されて落ち着かれたら、また訪ねて行きたいです。



posted by 勇気野菜 at 09:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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